「かわさき餃子みそ」は、かわさき餃子舗の会が開発したギョーザに合う専用みそです。
従来の「醤油、酢、ラー油」という食べ方だけではなく「みそ、酢、ラー油」という新しいギョーザの食べ方、味の楽しみ方の提案をします。
餃子みその誕生にあたっては、ギョーザ職人たちが知恵を出し合いました。「みそダレでギョーザを食べる文化」がある川崎の味をぜひ、体感してください。
こだわりの地元原材料を使用
主原料の味噌は、横浜市内醸造と清川村(丹沢)醸造のものを使用し、隠し味の醤油は川崎市内で醸造しているものを使用しています。
ギョーザ以外の料理の調味料としても大変優れています。
使用例 |
焼そばや野菜炒めの仕上げに加えるとコクが加わります。
冷奴(ねぎやみょうが、鰹節に餃子みそをかける。)
焼き魚(醤油の代わりにかける。)
湯豆腐(ねぎ、鰹節、酒、餃子みそを調合して湯豆腐のタレに。)
ドレッシング(餃子みそ7:酢2:ラー油1のギョーザを食べる黄金バランスにするとバンバンジーやサラダのドレッシングに最適。)
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▲ 川崎市長に開発した「餃子みそ」を手渡すかわさき餃子舗の会 会長平成19年7月に「かわさき餃子舗の会」を発足しあっという間に1年の活動が過ぎお蔭様で地域の話題として多くのメディアに取り上げていただいてきたのですが、どうしても「川崎餃子の特徴は?」「川崎餃子の定義は?」といった質問を多数受け、このまま「餃子の街かわさき」の活動では今後の会の活動が行き詰まるという危機感が募ってきました。
平成20年11月の忘年会の席で、「これからは統一ブランドの餃子や商品を作ったほうがいいのではないか?」という声が上がりました。発足当初より、餃子を統一にするのではなく各々の店の餃子を大切にしさらに向上していこうという趣旨でスタートしているので餃子の統一はありえないということで、何か無いかと話し合っている中で一人が「たれを統一してみたらどうか?」と発言があり「それは面白い。是非やってみよう!」とすぐにまとまり翌日からタレの開発に取り掛かりました。
開発は、会員全員が試作をすると意見の集約が難しいので、会員の中から代表で2、3名とメーカー3社で取り組みを始めました。醤油ベースのたれで試作を始めましたが、それでは普段食べている醤油、酢、ラー油で食べるのと変化がないということで、それ以外のベースで試作をすることにしました。試作の段階で「各店がラー油を自家製であるのでその味を生かした味にする」「タレを販売するのに家庭に持ち帰って餃子以外の料理にも使えるものが良いのではないか」といくつかの条件を作り、トマト、マヨネーズ、みそなど試作を繰り返しトマト味とみそ味のものがある程度の完成品ができました。その段階で会員数名が最初の試食判定をしました。一過性の話題のタレではなく、今後川崎の餃子はこのタレで食べていただくことを根付かせたいという想いから、日本人の味覚に古くからある調味料のみそに絞り込むことになりました。
そしてその後、みそベースのタレを数十種類の試作を重ね、原料に川崎市内産や神奈川県内産品を使って、これは良いという3種類まで絞込み、会員各店の餃子で試食をし、投票という形でタレを決定しました。この開発期間は半年以上かかりました。
そして、平成21年7月に「かわさき餃子みそ」を発表し、新聞各社や情報誌、テレビ等多くのメディアに取り上げていただきました。現在でも「日本全国ご当地たれの本」(東京書籍・平成22年12月発刊)や月刊誌「田舎暮らしの本」平成23年3月号(宝島社)の特集「47都道府県・味めぐり ご当調味料」で神奈川県の調味料として紹介される等多くの書籍に掲載いただき、地道に広まってきています。
「かわさき餃子舗の会」では、各々の店の餃子を生かし新たな食べ方「みそ」で餃子を食べるという食文化が根付いたら、それは地域の活性化に繋がるのではないかと思っています。